TOPスタッフ日記【都立中】新課程社会の科目選択

2024年05月01日 水曜日 【都立中】新課程社会の科目選択     ( スタッフ日記 )

大学入試社会の科目選択をする人のために、どの科目が向いているかの判断材料を提供したい。

巷には、すでに、さまざまな意見やアドバイスがあるので、それらとは違った視点で分析を試みた。

視点1:高い知能が求められるかどうか。

地理(高)>世界史>倫理>日本史>政治経済

視点2:高い貫徹力が必要かどうか。

世界史(高)>日本史>地理>倫理>政治経済

視点3:平均点を越えるまでに必要な勉強時間数が多いかどうか。

世界史(多)>日本史>地理>政治経済=倫理

視点4:高得点になるまでに必要な勉強時間数が多いかどうか。

地理(多)>日本史=世界史>政治経済>倫理

視点5:成績がある程度で伸び悩む可能性が高いかどうか。

地理(高)>日本史>世界史>政治経済>倫理

視点6:成績の安定度が低いかどうか。

地理(低)>政治経済>日本史>倫理>世界史

総合的に判断する。

得点率90%が目標の場合の、タイプ別最適選択科目は以下の通り。

・高知能多時間タイプ → 世界史、日本史
・高知能少時間タイプ → 倫理、政治経済
・中知能多時間タイプ → 政治経済
・中知能少時間タイプ → なし

得点率80%が目標の場合の、タイプ別最適選択科目は以下の通り。

・高知能多時間タイプ → 世界史、日本史、地理
・高知能少時間タイプ → 倫理、政治経済
・中知能多時間タイプ → 日本史、政治経済
・中知能少時間タイプ → なし

得点率70%が目標の場合の、タイプ別最適選択科目は以下の通り。

・高知能多時間タイプ → 世界史、日本史
・高知能少時間タイプ → 倫理、政治経済、地理
・中知能多時間タイプ → 日本史、地理、倫理
・中知能少時間タイプ → 政治経済

得点率60%が目標の場合の、タイプ別最適選択科目は以下の通り。

・高知能多時間タイプ → 日本史、世界史
・高知能少時間タイプ → 倫理、政治経済、地理
・中知能多時間タイプ → 日本史、世界史
・中知能少時間タイプ → 倫理、政治経済、地理

地理は少ない勉強量でもそこそこ得点しやすいので安易に選ばれることがあるが、高得点を安定的に取ることが最も難しく、高い精度に達するためには相応の知能も求められるので、高得点を狙うなら結果として世界史や日本史なみの受験対策時間数になりかねない。少な目の勉強時間数で安定して高得点を狙うなら、圧倒的に倫理か政治経済の方が御しやすい。

世界史か日本史かで留意が必要なことは、歴史総合とセットしなければならないか否かである。新課程入試では、共通テスト受験生は歴史総合とのセットが必須となり、多くの私立大学でも歴史総合セットとなるが、歴史総合では高校世界史分野で学ぶ内容の方が大きくなることと、世界史を学習していて日本史近現代を学ぶことは苦になりにくいが、日本史を学習していて世界史近現代史を学ぶことは苦になりやすいので、歴史総合+日本史探求よりも、歴史総合+世界史探求を選んだ方が、受験対策がしやすと感じる受験生が多くなりそうだ。

もう一点、総合型選抜(AO)も視野に入れる場合、志望動機や志願理由や研究目標などを、提出書類や面接で雄弁に語れなければならないが、志望学部にほぼ関係なく、地球規模での強い問題意識や深い課題認識が評価につながりやすいため、世界史や地理をしっかりと学んでおくメリットは大きい。倫理や政治経済も世界史や地理に次いでメリットがある。しかし日本史はグルーバルな観点からは守備範囲が狭いため、視野が狭く検討が足らない印象を与えかねない。

さて、別の切り口も提供しておく。

・国公立大学二次試験で社会が必要な受験生と、早稲田や慶應義塾を目指す私立文系受験生が選択すべき科目は以下の通り。ただ記述式や論述式の試験の場合は、すべての用語を漢字で正確に覚えておく必要がある日本史よりも、カタカナの用語が多い世界史の方が、対策がしやすいだろう。

世界史=日本史>>地理>政治経済

・MARCH関関同立を目指す私立文系受験生が選択すべき科目は以下の通り。

世界史=日本史>>政治経済>地理

MARCH関関同立未満を目指す私立文系受験生が選択すべき科目は以下の通り。

日本史>>政治経済

詳しい理由は受験コンサルティング(有料)を受けていただければご説明する。

受験生の適性や能力により上記の判断となるとは限らないことはご承知ねがいたい。


<お知らせ1>
・「完全無料!受験よろず相談会!」を実施しています。

<おしらせ2>
・久々に「都立中チャレンジコース」の募集をしています。

<おしらせ3>
・小4「育成コース」(旧「基礎学力育成コース」)の募集をしています。

<おしらせ4>
・「資料請求」と「お問い合わせ」はご遠慮いただいております。


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