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適性作文や入試小論文の攻略法で、これまで説明してきたことを裏づける参考書籍があるので、ここで紹介しておきたい。
公立中高一貫校の適性作文や、入試小論文が、国語ではないことの証左となろう。
・「世界一わかりやすい 慶應の小論文 合格講座」柳生好之著、ＫＡＤＯＫＡＷＡ
学部別「傾向と対策」編で、いきなり刺激的な文言が飛び交う。
まず文学部だが、「哲学」、「数学（論理と集合）」、「歴史」、「公民」、「倫理」の素養が必要と説かれている。
次に法学部だが、文学部であげた項目に「政治経済（政治分野）」の素養が加わる。
そして商学部では、「数学（演算）」、「データの解析」、「確率」の素養が加わる。
さらに経済学部では、「統計」の素養が加わる。
極めつけは、総合政策学部と環境情報学部で、これらに加えて「大量資料の分析」（政治や経済や社会問題や環境問題などを指している）の素養が求められると解かれている。
共通する素養は「論理（論理学）」である。いわゆる国語ではない。
適性作文や小論文では「根拠」をもって「意見」を展開できるかどうかが問われている。
適性作文や入試小論文は国語ではない」ことをご理解していただけるであろうか。
適性作文や入試小論文では、社会科学や自然科学の論文が書ける素養があるかどうかが試されているのである。言い換えれば、社会科学分野（哲学、倫理、歴史、地理、政治、経済）や自然科学分野（数学や理科）における課題発見能力と科学的な課題解決能力が試されているのである。合わせて倫理性も問われることがほとんどである。
早稲田大学の政治経済学部の総合問題や、医学部を含む国公立大学の入試小論文まで解説すれば、さらに納得してもらえるとは思うが、適性作文指導や小論文指導の内容にまで食い込んでしまうことになり、ノウハウ流出が懸念されるので、今日はここまでにしておく。
著者には申し訳ないが、誤解のないように申し添えると、柳生好之氏は大学入試現代文の攻略本を多数執筆しているが、これらは適性作文や入試小論文の攻略には直接的には結びつかない。全く役に立たないなどと言う気はないが、そもそも読解力はテクニックではない。すでに読解力がある受験生がテクニックも身につければ正答率の精度は少しは上がるだろうが、本質的な読解力はテクニックによっては向上しない。また、現代文の攻略本は他の著者からも多数出ているので、それらも合わせて吟味されることをお勧めする。
さて、
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＜＜令和６年度の募集予定人数のご案内＞＞
■通常募集
小４：通塾３名程度、在宅３名程度
小５：通塾数名以内、在宅数名以内・・小５の６月まで
中１：通塾２名程度、在宅２名程度・・中１の１０月まで
高１：通塾数名程度・・高１の６月（私文）まで
合計：全学年合計で、通塾８名以内、在宅８名以内
＊「通常募集」は募集期日になりましたら予定人数に達していなくても募集終了します。「通常募集」の欠員募集（空席待ち）は通常募集コースごとの募集期日までとなります。
＊「通常募集」が欠員募集（空席待ち）の状態になりましたら、指導余力が限界なため、春期講習や夏期講習などの講習で外部生の募集はいたしません。
＜＜募集停止期間のお知らせ＞＞
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＊停止期間中は、入塾のご相談や、体験授業の実施や、ご入塾手続き等は、すべてご遠慮いただきます。
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