TOPスタッフ日記【都立中】情報処理能力と論理能力

2024年03月01日 金曜日 【都立中】情報処理能力と論理能力     ( スタッフ日記 )

都立中や九段中や楠隼中の適性検査だが、どのような試験であって、どのような能力が問われているのか、その本質を知らないか理解できていない人が少なくないようだ。

本質を見誤った宣伝や発言や指導をしているように思われる、塾の宣伝文句や塾講師の発言を巷で多く見かける。

世間の認識と最も大きく乖離しているのが、適性国語である。

適性国語は国語ではない。

論理学であり哲学である。

だから国語しかできない国語教師や国語しか教えられない国語講師が受検指導することは適切ではない。

かつて、ある有名予備校が、難関大学向け国語授業を、最難関国立大学の哲学科卒の講師に任せていたことがあったが、実は難関大学の国語(現代文)問題も、一般的な解釈の国語ではない。

適性国語は国語力だけでは合格レベルには達しない。

適性国語≒論理能力試験=哲学的思考能力試験≠国語

では、適性算数はどうか。

算数教室で優秀成績の受検生や私立難関中学受験指導塾で成績優秀な受検生の多くが、適性算数に悪戦苦闘するが、それは適性算数が純粋な算数でないことに起因する。

適性算数≒算数的論理能力試験≒算数的情報処理能力試験≠算数

次に、社会はどうか。

小石川の社会が好例だが、私立中学の学力試験型社会の入試問題とは、見ただけでも全く違うが、解いてみたらさらに違うことに気がつくだろう。単なる社会科知識の暗記や社会科内容の理解だけでは全く得点できない問題が出題される。

適性社会≒社会科学的論理能力試験≒社会科学的情報処理能力試験≠社会

社会科学的問題解決能力試験とも言い換えられる。

単なる社会ではなく、社会科学にであることが、適性社会の特徴でもある。

最後に、理科はどうか。

これは、すべての都立中や楠隼の適性理科にも共通しているが、私立中学の学力試験型理科の入試問題とは、見ただけでも全く違うが、解いてみたらさらに違うことに気がつくだろう。

狭義の理科知識や、狭義の理科理解では解けない問題で構成される。

最頻出問題は対照実験問題であり、それと並び頻出なのが理科的情報処理能力が問われる観察問題である。小石川など難関公立中高一貫校の適性理科では、理科的問題解決能力を問われる問題も出題される。適切に解決できれば正解(完答)にしてくれるので模範解答は存在しない。

小石川などの適性理科の過去問を分析すればわかるはずだが、小学校の理科教科書には載っていないし、私立中受験の理科のテキストにも載っていないし、受験理科の専門情報誌にも載っていない問題が出題される。

適性社会≒自然科学的論理能力試験≒自然科学的情報処理能力試験≠理科

自然科学的問題解決能力試験とも言い換えられる。

あなたが使っているテキストと、あなたが進めているカリキュラムと、あなたが受けている指導では、多くの受検生が不合格になってはいないだろうか。

不合格の理由がどこにあり、合格するにはどうしたらよいのか、少しはイメージできたであろうか。

実は、大学入試共通テストに関する不適切な解釈もよく聞くし見かけるし、受験英語に関する誤解や不適切な解釈は恐ろしいほど多くあり少しも減る気配がない。

世間の常識などまったくあてにならないし、世間の常識をあてにするのは危険である。東大卒だからという理由で信用するのは安易すぎるし、大手だからという理由で信用するのは危険である。不合格者が多いことをひた隠す塾や予備校にはくれぐれも気をつけた方がよい。保護者目線で強くお伝えしておきたい。

さて、

スタッフ日記をよくご覧くださっているみなさん!
スタッフ日記を応援してくださっているみなさん!

下のバナーをいつもクリックしていただいて、とても感謝しております!

*今後も、広告サイトへは進みません。ご安心ください。

PVアクセスランキング にほんブログ村

にほんブログ村 受験ブログ 公立中高一貫校受験へ
にほんブログ村

にほんブログ村 受験ブログ 中高一貫校受験へ
にほんブログ村

にほんブログ村 受験ブログ 大学受験(指導・勉強法)へ
にほんブログ村

閲覧件数の推移や変化を確認して反省の糧にしております。


<<令和6年度の募集予定人数のご案内>>

■通常募集
小4:通塾4名以内、在宅3名以内
小5:通塾数名以内、在宅数名以内・・小5の6月まで
中1:通塾2名以内、在宅2名以内・・中1の10月まで
高1:通塾数名以内・・中3の3月(国公立)か高1の6月(私文)まで

■特別臨時募集
小6:通塾数名以内、在宅数名以内・・4月GW前まで
高3:通塾数名以内・・4月GW前まで

合計:全学年合計で、通塾8名以内、在宅8名以内

*募集期日になりましたら、予定人数に達していなくても、年度募集を終了し、欠員募集のみとします。全学年の在宅生の年度募集は欠員募集のみとします。
*欠員募集の状態になりましたら、春期講習や夏期講習などの講習生の募集はいたしません。


<<募集停止期間のお知らせ>>

令和6年3月11日(月)から、令和6年3月29日(金)まで

*停止期間中は、入塾のご相談や、体験授業の実施や、ご入塾手続き等は、すべてご遠慮いただきます。

 

 

三田学院

電 話

03-6722-66XX

受付時間

17:00〜20:00

定休日・備考

土曜・日曜・祝日・調整休講日、電話セールスお断り

住 所

〒108-0073

東京都港区三田2−14−4 三田慶応ビジデンス202号

交 通

都営三田線三田駅 徒歩5分 ・都営浅草線三田駅・ 都営大江戸線赤羽橋駅より 徒歩5分

ページトップへ