TOPスタッフ日記【大学受験】AOや推薦のみは危険

2024年02月27日 火曜日 【大学受験】AOや推薦のみは危険     ( スタッフ日記 )

今や大学入試では、総合型や推薦型が大人気だが、実質定員割れではない難関大学や人気大学への合格を目指すなら、一般型を軸にして大学受験対策をすることが鉄則だということに、今もなお変わりはない。

推薦型(指定校推薦)を優先すると、学内競争に敗れたたら志望大学や志望学部には進めなくなるが、それが判明した頃には一般で志望校合格を目指すには残された時間が不足するから、多くは志望校や志望学部を下げながら、推薦を得られる大学や学部を探すことになり、志望校とは大きくかけ離れた大学や学部に進学することになりかねない。

総合型で合格を目指す場合は、強烈なアピールポイントがないと、難関大学や有名大学など競争が激しい入試で次々に敗北することになる。推薦型と同様に、あるいは推薦型以上に、一般で志望校合格を目指すには残された時間が不足するから、不人気大学の総合型に難易度を下げながら応募し続けなければならなくなり、志望校とは大きくかけ離れた大学や学部に進学することになりかねない。

総合型や推薦型で志望校を目指す場合であっても、一般型での合格を目指しながら、つまり一般型の学力試験の対策に全力で取り組みながら、余った力を使って総合型や推薦型の準備をするのが、王道であり、安全でもある。

推薦型は、難易度にかかわらず、ほとんどの大学で高い評定平均が必要になるので、高1から学校定期テストの対策には力が抜けない。学校の授業進度に合わせて全教科の学習内容を高いレベルで理解する必要があるから、一般型で入試対策が必要になる教科や科目に重点を置きながら、定期テスト対策に合わせて一般の対策もしておくのがよい。

総合型でも、人気大学や難関大学では多くの場合に評定平均が必要になるので、推薦型と同様に高1から手が抜けない。これに加えて、総合型で合格を目指す場合は、英語外部試験スコアや、研究分野に関連した成果や、研究分野に関する活動経験や研究経験を積んでおく必要がある。これも高2から始めたのでは多くの場合に手遅れであり、高校入学前や高校入学直後から、ライバルに勝てるレベルに引き上げておかなければならず、甘くない。

総合型受験指導専門塾や予備校が、短期海外留学やボランティア活動などを、塾の講習として売り込んでくるが、料金さえ払えばだれでも参加できるものなので、ここで差をつけるのは難しいということを、事前に理解しておく必要がある。

総合型で大学受験をしようと思い立った時点で、ライバルに勝る実績や成果などがないなら、総合型での挑戦は大いに迷走するリスクがることを知っておくべきである。

総合型で挑めば一般型では合格できない大学であっても合格できるかのような、甘い誘い文句を語るようなら、その塾や予備校は警戒した方がよい。

総合型指導の神髄は、総合型でしっかり準備をしたなら合格できそうな受験生を、しっかりサポートして合格まで導くことにある。

けっして、実力など微塵もない受験生を、持てる実力よりも遥かに難易度が高い大学に合格させることではない。

大学側は総合型選抜で入学してもらいたい受験生を選抜するノウハウを十分に備えているから、実力がない受験生を合格させるようなことはない。むしろ、にわか対策をしてラッキー合格を狙っているような受験生を、いかに見抜いて確実に振るい落とすかのノウハウや手腕に磨きをかけてきている。そのことを知った上で、総合型に挑むかどうかを判断すべきである。

実質定員割れ大学やFランク大学では、総合型選抜は実質的に入学意思の確認の機会や場でしかなくなっていて、巷の総合型大学受験指導専門の塾や予備校はそれをよく知っているので、最終的にはどこかの大学からは合格を貰えるだろうと、それを前提に総合型を勧めてくるが、それは受験生が思い描くような、難関大学や有名大学や人気大学へと続く、お花畑の遊歩道のような道ではない。

某難関私立大学の某国際系学部への、総合型指導大手予備校からの合格率は、校舎ごとに10人以上が出願して、校舎ごとに合格者は1名とか2名である。校舎がたくさんあるから、合計の合格者数がそれなりの人数になるだけである。

総合型や推薦型のみがいかに危険か、ご理解いただけるであろう。


さて、

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