TOPスタッフ日記【共通テスト】センターとは全く違う

2024年02月22日 木曜日 【共通テスト】センターとは全く違う     ( スタッフ日記 )

大学入学共通テストが導入されて数年が経った。

センター試験時代と比べて、巷でよく聞かれるようになったのが「失敗した」という声である。

失敗した内容の多くは、期待していたよりも大幅に得点が低かったことであるようだ。マークミスをしたのではなく、純粋に得点できなかったのだ。

過去問が数年分しかなく、センター試験の過去問までを解いて得点を期待していたのだろうから、誤差が大きくなるのは当然ではあるが、それ以上に大きな変化があったことに気がついていないことが、多くの場合の原因だと分析している。

共通テストは、パッと見も違うが、それ以上に中身が違う。

共通一次のような高校学習内容の基本的内容の理解度や定着度を測る試験でもなければ、それに加えて応用力まで測る試験となったセンター試験とも、全く違う作問方針で試験問題が編成されていることに、まず気がつかなければならない。

本質的な理解ができていなくてもパターン学習や解法学習で乗り越えられたセンター試験の問題点を克服し、受験生の真の学力を計測することを目標として作問されているので、旧来の対策では太刀打ちできなくなってしまったのが共通テストなのである。

多くの大手予備校や大手塾は、これまでの経験から、試験問題を分析して解法パターンを導き出そうとし、また予想問題まで用意しようとしたが、みごとなほどに失敗している。

毎年売り出される「共通テスト予想問題集パック」の問題と、実際に出題された「共通テスト」の問題を詳細に比較してもらえば一目瞭然である。あまりの外し方に驚いたほどである。

共通テストの作問方針を読み切れていないことによって起きていると分析している。

もっと恐ろしいことは、共通テストの作問方針を読み切れていない状態で、大手塾や大手予備校などが授業や指導を行っていることだ。

「爆死」する共通テスト受験生が大量に発生する最大の原因となっている。

旧態依然とした大学受験指導であっても、合格へと導けるセグメントがまだ残っていない訳ではない。

共通テストを課さない入試方式である。

私立大学の独自問題のみで構成される「全学部入試」や「個別学部入試」である。真の学力が足りていなくても、パターン学習や解法学習で、ある程度までなら対応できる。

入試問題の傾向が30年近くも変わっていない私立大学もある。ある程度のサイクルで出題する問題をローテーションさせて、過去に出題した内容と全く同じにはならないように、数値やデータや問い方だけを変えて出題される。

この場合には、合格に必要な学力を身につけて過去問をしっかり取り組みさえすれば、つまり旧態依然とした大学入試対策をしっかりやりさえすれば、まず爆死することはない。ただし合格できるかどうかは、集まった受験生のレベルがどう変化したかに影響はされる。優秀な受験生が増えれば、作問方針に関係なく、競い負ける可能性があるからだ。

巷でよく聞く「共通テスト攻略」などというセールストークには気をつけた方がよい。

共通テストは、過去問などでしっかり対策をしてきた受験生を「裏切る」ことを目標に、毎年のように出題内容を変化させてくるからだ。

言い方を変えれば、昔ながらの大学受験対策で、共通テスト対策をしてきた受験生を「振るい落とす」試験問題を出題してくるからだ。

共通テストが測りたいのは「真の学力」である。

パターン学習にどれだけ取り組んだかや、解法パターンをどれだけ多く身につけられたか、ではない。

高2の夏から追い込めば間に合うとか、高3からでも間に合う大学があるとか、そういう大学受験対策とは決別させることを目指しているのが、共通テストであり、新しい時代の大学入試なのである。

そのことを、いかに早く、いかに適切に、いかに正確に、理解できて、それに合わせた対策に、いかに早い段階から取り組めたかどうかが、新しい大学入試では明暗を分けることになる。

具体的にどうしたらよいのかについて、従来型ではなく新時代の大学入試の対策を、語ることができて指導できる指導者の下で、大学受験対策をスタートさせるべきである。

爆死しないためにはもちろんだが、志望大学に合格するためにこそ。


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