TOPスタッフ日記【都立中】崩壊へと向かう私立大学

2023年10月18日 水曜日 【都立中】崩壊へと向かう私立大学     ( スタッフ日記 )

大学受験指導を行う塾や予備校の間で、まことしやかに囁かれていることがある。

私立大学の崩壊

私立大学入学定員厳格化で極端に難易度が上昇したかに見えていた私立大学だが、この私立大学入学定員厳格化が緩和されたことで、今春の私立大学入試には異変が起こっていた。

有名私立大学の入試戦略を、この春に「コロッと180度」方針変更した有名な大学受験の指導者までいる。

早稲田や慶應義塾などトップエンドの私立大学には影響がなかったが、それ以外については元々の難易度が下がれば下がるほど、前年対比で一般入試の難易度が大幅に下がったのである。

意外に難しいなどと多くの関係者が指摘していた大学の中にも、難易度が崩壊して入りやすくなった大学が数多く登場した。

こうした大学受験状況は、まだ広く受験生親子には知られていないようで、中学入試や高校入試での私立大学附属校の人気は、まだはっきりとした衰えを見せていない。

崩壊の主たる原因は少子化である。

特に地方の少子化が厳しい。首都圏の有名私立大学には地方からの上京受験組が含まれるから、この地方の少子化の影響を強く受けることになる。

この点が、ぼぼ首都圏の受験生だけで競う、私立大学附属校入試とは根本的に違う点だ。

首都圏の激戦を勝ち抜いた後に、附属校生として私立大学に内部進学したら、全国規模の闘いとなる大学入試では難易度が崩壊していたとなったら、どう感じるであろうか。

中学入学から、大学入学までには、6年間のタイムラグがある。

今春に難易度が崩壊した私立大学のほとんどは、5年後くらいには完全崩壊するという見方が有力になりつつある。

今はまだ難易度が崩壊していない私立大学の中にも、5年後には難易度が崩壊したり、完全崩壊したりする大学が、数多く出てくるという予測もある。

完全崩壊とは、実質定員割れのことである。

つまり全入のことである。

難易度が崩壊したか崩壊しつつある私立大学は、対策に乗り出しつつある。

・指定校推薦の乱発
・総合型選抜の拡大

一般入試ではもはや入学者を集められないので、推薦入試や総合入試(AO)の入学者比率の引き上げを行って、なんとか入学者を確保しようと、血眼になっているようだ。

しかし、よく考えてみよう。

難易度が崩壊する大学が増えれば、指定校推薦や総合型選抜の定員が増え、この指定校推薦や総合型選抜の難易度が崩壊することにつながる。

もはやFランク大学への道まっしぐらである。

つまり、指定校推薦や総合型選抜比率の引き上げは、焼け石に水でしかないのである。

少子化が止まらない限り、私立大学の崩壊は止まらない。

それでもまだ、私立大学附属校に中学入試や高校入試で挑むのであろうか。

最難関私立大学の附属校ならまだしも、そうでなければ、中学入試で打ち負かしたはずのライバルたちが、大学進学ではより難易度の高い私立大学にスイスイ合格して行く姿を見て、愕然とする日を迎えることになるかもしれない。


<お知らせ>
難関私立大学合格コースの募集内容を令和6年度版(R6)に更新しました。一般選抜で合格を目指す体制を強化しました。

総合型や推薦型のサポートは引き続き行いますが、一般選抜を軸とした指導とします。そうでなければ、総合型や推薦型で希望が叶わなかった場合に、リカバリーが難しいからです。

総合型選抜や推薦型選抜の指導をウリにする予備校や塾には、怪しい指導をしている塾・予備校があるようですので、それらとは一線を画した指導を徹底します。

難関私立大学への合格のためには、遅くとも高校2年生までには、それに合わせて特化した対策を本格的に開始しなければ、合格が難しいですので、早期の対策開始をお勧めします。

■難関私立大学合格進学実績(令和5年度と令和4年度の2年間)
早稲田大学政治経済学部、慶應義塾大学総合政策学部、慶應義塾大学環境情報学部、上智大学外国語学部、青山学院大学経営学部

*過去5年であれば、立教大学や法政大学や成蹊大学などの合格実績が追加になります。


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