TOPスタッフ日記【都立中】密かに進む高校入試の激戦化

2023年04月26日 水曜日 【都立中】密かに進む高校入試の激戦化     ( スタッフ日記 )

私立高校の授業料が実質無料化された際に起きた都立高校の定員割れは、今春の入試までにほぼ解消していることが判明した。

今春の都立高校入試で定員割れが起きたのは、ほぼエンカレッジスクールに限られ、そのエンカレッジスクールの定員割れの程度も改善している。

原因はいくつか考えられる。

・男女定員緩和で女子が相応の都立高を目指しやすくなった
・私立高校の授業料実質無償化の影響か一巡したこと
・私立中学入試の活況で、私立高校が募集を絞ったこと
・私立高校の単願推薦や併願優遇の合格基準が厳しくなった

これにより、都立高校回帰が起ったと分析している。

全体の応募倍率は以下の通り。

普通科:1.44倍
専門科:1.01倍
チャレンジ:1.42倍
エンカレッジ:0.93(偏差値37未満をふくむ)

募集規模の大きい普通科は、受験生の3人に1人が残念になるという、地方の公立高校入試では考えられないような状況に、また戻った。

中学受験で残念になったら高校入試で頑張ればよいという考えでは、また高校受験でも厳しい状況に追い込まれかねない。

中学受験しないのだから小学生のうちは受験勉強はせず、中学生になってから始めればよいという考えでも、厳しい状況に追い込まれるだろう。

高校受験での成功を目指すなら、地方の高校受験生のように、小学校高学年までに準備を開始すべきである。

どこかの高校には進めるだろうからと、大学受験で頑張ればよいという考えは、かなり危険である。

世の中、MARCHだとか日東駒専だとかと騒がしいようだが、MARACHや日東駒専に確実に合格できるレベルの高校と言うのは、高校受験偏差値で65以上が目安となる。

都立高校であれば、進学指導推進校以上である。

これ以下になると、そもそも大学入試を一般選抜で突破する準備ができない大学受験生が多くなっていく。いわゆる指定校推薦がもらえる大学の中で進学先を決めるようになる。

もちろん、早稲田や慶應義塾などは夢のまた夢で、そもそも早稲田や慶応義塾から指定校推薦の枠すら貰えない高校がほとんどになる。

高校の偏差値別に大学合格のだいたいの目安を示しておこう。

70以上:上中位は難関国公立か早慶で、下位は地方国公立かSMART
70未満:上位は難関国公立か早慶で、中下位は地方国公立かSAMRT
65付近:上位は中堅国公立かSMARTで、中位はMARCHで、下位は日東駒専
60付近:最上位は地方国公立かSMARTで、上位はMARCH、中下位は日東駒専
55付近:最上位はMARCHで、上位が日東駒専で、中位は大東亜帝国で、下位はBF
50付近:上位は大東亜帝国で、中下位はBFか専門学校で、下位は就職
45未満:上位はBFで、中位は専門学校で、下位は就職

*BFとは、ボーダー・フリーか、それに近い難易度の私立大学
*就職には、小規模自営・非正規雇用・フリーター・アルバイトを含む。

もちろん、一部は、この範囲を上抜けたり、下抜けたりするので、凡その目安ではある。

MARCH以上が目標なら、最低でも3番手以上の都立高校に、できることなら2番手以上の都立高校に、合格しておくのが安全であろう。

もちろん、準進学校や自称進学校でも、学内トップをキープして指定校推薦合格を狙うか、得意分野を磨いてAO入や公募推薦などで一発逆転を狙うか、一念発起して猛勉強に励めば、可能性がないことはない。

ただし、産まれてこの方15年以上、猛勉強などできなかった人が、ある日突然、別人になったように猛勉強できるようになる可能性は高くない。

毎日継続して勉強できるようになるためには、素質よりも躾(しつけ)が必要だから、小学校低中学年までの躾け方や育て方が大切になる。思春期が近づくと躾は困難になるから、個人差はあるが8歳から10歳くらいまでに、自発的に勉強する習慣を身につけさせておく必要がある。

高校入試で成功した上で、大学入試でも成功したいなら、中学受験しない場合でも、遅くとも小学校高学年になる前に、しっかりと対策を開始した方がよい。

さもなくば、受験競争そのものから降りて、別の道で成功することを目指した方が、よりよい人生となる可能性が高い。


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