TOPスタッフ日記【都立高】血だらけの戦場

2021年07月05日 月曜日 【都立高】血だらけの戦場     ( スタッフ日記 )

今回、高校受験コースの全面リニューアルに踏み切ったのには理由がある。

高校受験における進学校の入試が、想像を絶するような、血だらけの戦場と化してきているからだ。

近年、特に、都立推進校レベルの激戦化が著しい。

もともと、都立重点校や都立特別推進校は、厳しい闘いである。

最大の原因の一つに、私立高校難関校の相次ぐ高校募集停止が上げられる。

優秀な受験生が玉突きを起こして、特別推進校や推進校に降りて来る事態になった。

また、都立高校推進校以上を目指しながら、残念になった時に、失意を感じずに進める私立高校がほとんどなくなった。

男子では、海城と本郷の高校募集停止が大きい。
女子では、豊島岡女子の高校募集停止が大きい。
共学では、広尾学園の高校募集超縮小が大きい。

私立大学附属校という選択肢もあるが、もともとその大学が志望校ならよいのだが、国公立大学志望だとすれば、ミスマッチとなる。

推進校レベルを目指す高校受験生にとって、筑波大学付属高校やお茶の水女子大学附属高校や東京学芸大学附属校は、難易度が高すぎる。慶應系附属高校や早稲田系附属高校も、難易度が高すぎる。

つまり、推進校を目指す受験生は、魅力的な併願校が極めて少なく、推進校に残念になったら、挫折を噛みしめながら、滑り止めの私立高校へ進まなければならなくなる。

高校受験で、都立推進校レベル以上への合格を目指すなら、遅くても小5から、できれば小4以前から、しっかり準備をしなければ、実現が、かなり厳しい。

今回の高校受験コースの全面リニューアルは、そうした高校受験事情に対応したものだ。

都立高校進学校への合格を目指すなら、小5には勉強しろと言われなくても自ら取り組み、中学では勉強漬けを自ら志願するような子でなければ、難しい。

しかも、高校受験組は、高校入学後も、熾烈な大学受験勉強を続けなければならない。

近年高校募集を停止した、ある難関私立中学高校の教員が、本音を漏らした。

高校募集を止めた理由は「高校からの入学者が可哀そうだったからだ」と。

実に、意味深長である。

全てのことが、この言葉の中に、含まれているような気がする。

 

 

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