TOPスタッフ日記学大附属の復活はあるのか?

2017年05月10日 水曜日 学大附属の復活はあるのか?     ( スタッフ日記 )

東京学芸大学附属中の凋落(ちょうらく)が止まらない!

・入学偏差値の下落
・入学辞退者の増加
・付属高進学時の外部流出の増加

今年4月、学大附属中3校のホームページに衝撃的なお知らせが掲載された。

『3校ともに、1学年の入学定員を20名減らす』(3校で1学年60名削減)というもであった。

附属世田谷中のホームページには1学級の人数を40名から35名にする予定であり、附属小学校では今年度からすでに35名学級になっていると書かれている。

釈然としない説明である。人気のある難関私立中はもちろん、都立中でも40人学級を変更する気配はない。学級定員を減らしているのは、定員割れを起こしている低偏差値の私立中学校くらいだ。

ある関係者から興味深いお話を聞いた。

・学大小金井中では実質全員合格の状況にある。
・残る2校でも入学辞退者が大幅に増加し、定員を埋めるために「補欠合格」を乱発している。
・補欠合格を乱発しても定員を埋めるのが難しくなっているようだ。
・大手中学受験塾では「受験校」から外すよう推奨が出ている。

定員削減は「定員割れ」と「難易度低下」を少しでも緩和するために実施されたと見るべきではないか。

本来であれば、人気が急落した根本的な原因を改善すべきだが、定員を操作するという形式的な対策で急場をしのごうとしているように見える。

別の関係者から入手した情報はもっと恐ろしい。

・今後、教員や職員の大幅な入れ替えが行われるというウワサが流れている。
・この学大附属中の凋落は、超名門校であった学大付属高校にも影響しており、近い将来に大学進学実績の急落が予想されている。
・受験生も敏感に反応しており、附属中からの高校進学予定者の中にも他の名門高校に流出する生徒が増加している。

まさに「沈みかけた船」を連想させる。

学大附属の復活はあるのだろうか?

筑波大学附属や御茶の水大学附属は大丈夫なのだろうか?

難関私立は、これとは関係なしでいられるのだろうか?

学大附属に関するゴシップ・ネタには興味がない。それは結果にしかすぎないだろう。少子化と都立中高の復活が大きな背景にあることは間違いないのではないか。だとしたら、難関私立中も蚊帳の外ではいられなくなるかもしれない。

わが子を6年間、中だるみなしで勉強させたいなら、学大附属は今だお勧めではある。ただし、わが子にかかるストレスは最大になりそうだ。また、6年間の塾代や予備校代など保護者の経済負担も想定外に大きいかもしれない。一番の問題はストレスがわが子を蝕む(むしばむ)ことだ。実はこのことが学大附属の病魔の根幹かもしれない。

 

 

三田学院

電 話

03-6722-66XX

受付時間

17:00〜20:00

定休日・備考

土曜・日曜・祝日・調整休講日、電話セールスお断り

住 所

〒108-0073

東京都港区三田2−14−4 三田慶応ビジデンス202号

交 通

都営三田線三田駅 徒歩5分 ・都営浅草線三田駅・ 都営大江戸線赤羽橋駅より 徒歩5分

ページトップへ